元Gマイコラス“二刀流”でメジャー復帰星 指揮官も驚愕「ファンタスティック」
投げては5回2/3を7安打4失点、打っては勝ち越し2ラン
巨人からカージナルスへ移籍したマイルズ・マイコラス投手が2日(日本時間3日)、メジャー復帰後初先発となった敵地ブルワーズ戦で初勝利を飾った。同点の5回に自らが勝ち越しの2ランを放つなど大谷翔平に負けずとも劣らない“二刀流”での活躍だった。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」公式サイトでは、試合後にマシーニー監督が「ファンタスティックだね」とマイコラスの活躍に驚愕した様子を紹介している。
メジャー復帰初先発となったマイコラス。2回にピーニャに先制ソロを浴び、味方が逆転に成功した直後の3回もケインに同点ソロを許すなど苦しい投球が続いた。それでも、2-2で迎えた5回2死一塁で迎えた自身の打席で値千金の1号2ランを放ち、勝ち越しに成功した。
5回2/3を投げて3被弾を含む7安打5奪三振4失点ながら、ストライクを先行させ無四球と攻めの投球を見せた29歳右腕。マシーニー監督は「ファンタスティックだね。まさに我々が望んでいることをやってくれた。彼は今後いつでもこういった投球を我々に見せてくれるだろう」と、メジャー復帰戦で見せた安定の投球に称賛の声を送った。
マイコラスが放った貴重な一発は、メジャーで通算7打席目で飛び出した初安打だった。指揮官は先発右腕が放った“まさか”のアーチに「あれはどうだい? 彼が打席に立つのは数回しか見たことがなかったけど、打撃練習ではいい感じだったよ。だから打撃でも相手にダメージを与えられる可能性を秘めていると感じていたけど、確かにその通りだったね」と、初本塁打を予想していたと言わんばかりの勝ち誇った表情でコメントを残した。
昨年まで巨人で過ごした3シーズンで62試合に先発し、31勝13敗、防御率2.18の成績を残し、再びメジャーの舞台に戻ってきたマイコラス。復帰初戦で投打にわたる活躍で進化した姿を見せ最高のスタートを切った。
(Full-Count編集部)