“ドラ党”ミュージシャンが夢の対談 闘将・星野氏への思い、松坂大輔は…
2人が考えるドラゴンズ低迷の理由
――そんなドラゴンズですが、近年なぜ低迷してしまったんでしょうか?
マエカワ「8年間もあんだけ強かったわけだから、その間に思い切って新しい風を入れられなかったわけじゃないですか」
――育てるよりも勝てる選手を使うっていう。
マエカワ「その上、落合さんの後を引き継いだ高木監督や谷繁監督も、新人を育てるという意味じゃ適ってなかったんじゃないかなとも思うし」
八木「落合監督時代に活躍したレギュラー陣の息がすごく長かったし、長期離脱もほとんどなかったので、若手選手のモチベーションの低下もあったのかも」
マエカワ「それはあるかもしれないね。鉄平とか楽天に行って花開いたしね。うん、あるかもしれない」
――今季キャンプでは、やはり松坂投手が注目を集めましたが、ファンとしてはどれぐらいの期待を寄せていますか?
マエカワ「ワイワイ言われてるけど、やっぱり伊達じゃないと思うし、培ってきたものもあるからね。去年、広島とのオープン戦で7回までノーヒットノーランやったりさ、実力もそうだけど、持ってるものが違う選手だと思う。ソフトバンクの時はケガで出られなくなって、いろいろ言われてね、中日に来るって話を聞いた時には、まぁ、みんなから叩かれるだろうな、と思いながら年末に名古屋に帰ったんだけど、周りの中日ファンが『来なくていいよね』って。まあ、そう言われるだろうけど、年俸1500万でね、それが安いっていうのもおかしなもんだけど、それでもやるっていうわけだから。これだけのスーパースターが来るっていうのは落合以来だろうし、すでに盛り上げてはくれてるから、そこだけでもまずは嬉しいよね。せっかくだからシーズンもちゃんと出てほしい」
八木「ソフトバンクの時は選手層も違うし、焦りやプレッシャーもあったでしょうけど、今のドラゴンズだったらチャンスはあると思うので、ケガさえなければ間違いなく活躍の場が回ってくると思いますよ」
マエカワ「その相乗効果でね、優勝とまでは欲張らないけど、Bクラスを脱出できる可能性は十分にあると思うな」
〇グレートマエカワ
今年で結成29年を迎える名古屋出身のバンド、フラワーカンパニーズのベーシスト。年間100本近いライヴを全国津々浦々で展開し、毎年地球1周分の距離を機材車で移動。屈強のライヴバンドとしてその名を轟かせている。2017年夏には新レーベル、チキン・スキン・レコードを立ち上げ、16thアルバム『ROLL ON 48』を発表している。
http://flowercompanyz.com
〇八木優樹
ダンス・ミュージック、ロック、ジャズなどあらゆるサウンドをフュージョンさせ、テクニカルながらキャッチーなサウンドとメロディーで魅了する4人組、KEYTALKのドラマー。3月7日には通算5枚目となるアルバム『Rainbow』を発表したばかり。9月8日にはKEYTALK史上で最大規模となるワンマン公演が、幕張メッセで開催される。
http://keytalkweb.com
https://twitter.com/mr_2base
(Full-Count編集部)