中日初登板を5回3失点で終えた松坂大輔、一問一答 「特別な感情はなかった」
ボールの感覚は「全体的にはそんなに悪くなかった」
中日の松坂大輔投手が5日、巨人戦(ナゴヤドーム)に先発し5回8安打3失点で敗戦投手となった。1軍公式戦の登板は、ソフトバンク時代の2016年10月2日の楽天戦(コボスタ)以来、550日ぶり。この時は8回に中継ぎ登板して1イニングを投げており、国内での先発は2006年9月26日のロッテ戦以来、4209日ぶりだった。
初登板を終えた松坂の主な一問一答は以下の通り。
――初登板を終えての気持ちは?
「今はやっぱり勝ちにつなげられなかったことの悔しさしかないですね」
――久しぶりの1軍の先発マウンド。感慨は?
「ないですね。もう過ぎたことなので」
――5回3失点の投球内容は?
「ランナー出しながら、何とか粘れたとは思うんですが、先頭バッター出す機会が多くて僕みたいなタイプだと球数増えてしまうので、そこをどうにかしたかったですね。反省すべき点ですね」
――不運な安打もあり、エラーも重なっての失点だったが
「ランナーが出ればランナーをホームに返さないことしか考えていない。それができなかった。もう少しうまく抑えて、長いイニング投げたかったですね」
――今日のボールの感覚は?
「良いボール、悪いボール両方ありますが、全体的にはそんなに悪くなかったと思います」
――初回、1点を失った後はマギー、岡本を連続三振に抑えた
「場面的に三振を取れるのが理想、結果的に2人三振取れたのでよかったです」
――次回登板に向けては?
「マウンドに立つことを目標にして今日、立てましたけど。僕の中では立つことが決まった時点でチームの勝ちにつなげられるように投げようとしか考えていなかったですし。マウンドに立った時の特別な感情はなかったですね。そういう意味ではオープン戦と雰囲気は違いましたけど、近いような状態でマウンドに上がれたんじゃないですかね。自分でふわふわしている感覚もなかったですし。次はいつになるかわからないですが、次の登板につなげたいですね」
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)