阪神・藤浪、5回に自滅で降板 押し出し四球で同点に追いつかれる
初回にも四球→悪送球→暴投で先制点を献上
阪神の藤浪晋太郎投手が、またしても勝利投手目前で崩れた。6日、京セラドームで行われた中日戦。1点リードで迎えた5回2死満塁で押し出し四球を与えて同点に追いつかれたところで、降板となった。
初回、先頭の大島にフルカウントから四球を与えると、盗塁も決められて無死二塁に。続く京田の投前犠打は、自ら処理した藤浪が一塁へ悪送球。一、三塁とピンチを広げると、アルモンテの2球目で大きくバランスを崩し、三塁方向への大暴投。この間に三塁走者の大島が生還し、ノーヒットで先制点を奪われた。
その裏に糸井が2ランを放って逆転した阪神。右腕もその後は落ち着きを取り戻して無失点での投球を続けていた。再び乱れたのは5回、先頭の高橋の二塁への内野安打、松井雅の中前安打などで2死二、三塁とされると、大島へのストレートの四球で満塁に。さらに京田にも1球もストライクが入らずに押し出し四球。同点となると、金本知憲監督は石崎への投手交代を告げた。
藤浪は今季初登板だった3月31日の巨人戦でも2点をリードした6回に3連続四球で押し出し降板。この段階では勝利投手の権利が残っていたが、リリーフ陣が同点に追いつかれ、自滅で白星を逃していた。
(Full-Count編集部)