「球界最速の座を争う」新星が話題に チャップマンの“対抗馬”、米サイト特集
チャップマン超えの可能性? カージナルスの新星ヒックス
野球史上最速を誇るアロルディス・チャップマン(ヤンキース)。この剛腕に迫る可能性がある新星が登場し、米国で話題となっている。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が特集している。
キューバ出身のチャップマンはこれまで世界最速の105.1マイル(約169.1キロ)を記録するなど、驚異的な剛球を見せてきた。オールスター4度選出の30歳は今季もヤンキースの守護神に君臨している。
そんな剛腕に迫る存在がいるという。「Cut4」は「カージナルスのルーキー、ジョーダン・ヒックスが球界最速投手争いに名乗りを上げる」との見出しで特集。今季メジャーデビューした21歳右腕の球速に注目を寄せた。
ヒックスは5日(日本時間6日)時点で4試合に登板。4回1/3を投げ、2安打1四球3奪三振無失点、防御率0.00の好成績を収めている。特集ではここまでチャップマンの球界最速投手の座は揺るぎないものだったことを紹介しながら、「2018年はわずかながら変化が見られている」とレポート。ヒックスがここまで今季最速の101.6マイル(約163.5キロ)を計時していることを伝えた。
記事では「シーズンはまだスタートしたばかりだが、カージナルスのルーキー、ジョーダン・ヒックスがチャップマンに挑戦している。開幕戦に登板したヒックスは、ネフタリ・フェリスが2009年に101.9マイル(約164キロ)を記録して以来、101.6マイル以上を記録した最年少投手となった」とレポート。「ヒックスがチャップマンと球界最速の座を争っていくことには疑いの余地はない」としている。
今季はエンゼルスに加入した大谷翔平も初登板で160キロをマーク。日本ハム時代はNPB最速165キロを誇り、メジャーでもその剛球に熱視線が注がれている。そんな中登場したカージナルスの若き剛腕が将来、チャップマン超えを果たすのか。今後の飛躍が注目される。