今季MLBロースターから外れた有名野手たち 元本塁打王、球宴MVPの名も
2度本塁打王のバティスタ、名遊撃手ハーディもFA
○アーロン・ヒル 36歳 内野手
1501安打162本695点74盗 打率.266 シルバースラッガー2回
長打力のある二塁手。ブルージェイズ、ダイヤモンドバックスなどで活躍。サイクル安打を2度記録した。安定感ある守備力にも定評があった。現在FA。
○J.J.ハーディ 35歳 内野手
1488安打188本688点8盗 打率.256 ゴールドグラブ3回、シルバースラッガー1回
好守、強打の遊撃手。ブルワーズ、オリオールズなどで活躍。勝負強い打撃と守備範囲の広い遊撃守備で鳴らした。現在FA。
○ホセ・バティスタ 37歳 外野手
1430安打331本927点66盗 打率.250 本塁打王2回 シルバースラッガー1回
ドミニカ共和国出身。パイレーツ時代は内野外野を掛け持ちする中距離打者だったが、ブルージェイズに移籍して打撃開眼。2010年54本、翌年も43本で2年連続本塁打王に輝くなど、リーグ屈指の強打者となった。現在FA。
○マーク・レイノルズ 34歳 内野手
1209安打281本811点62盗 打率.237
強打の三塁手。ダイヤモンドバックスを皮切りに7球団でプレー。2009年に44本塁打、24盗塁をマークするが、同時にMLB記録の223三振も記録。200三振以上3回。典型的なフリースインガーだった。現在FA。
○マイク・ナポリ 36歳 捕手、一塁手
1125安打267本744点39盗 打率.246
打撃が売りの捕手。エンゼルスなどア・リーグの5球団でプレー。デビュー戦で初打席初本塁打を放つなど勝負強い打撃で鳴らした。レンジャーズ時代から一塁手、DHでの出場が多くなった。現在FA。
現時点でFAとなっている選手の多くは、独立リーグやメキシカンリーグ、台湾リーグなどで現役続行の道を模索することになる。
華やかなMLBだが、実績があっても実力が衰えれば、居場所はなくなる。生存競争は厳しいのだ。
(広尾晃 / Koh Hiroo)