大谷、19者連続斬り&7回12Kで全米に衝撃 米紙「悪魔のようなスプリット」
本拠地初登板で2勝目、「オオタニは明らかにこの惑星由来ではない」
エンゼルスの大谷翔平が8日(日本時間9日)、アスレチックス戦で本拠地初先発登板に臨み、先頭から19者連続斬りという圧巻の投球を見せた。7回1死から初安打を浴びたが、米メディアは7回途中まで完全投球という衝撃の内容を速報。メジャー先発2試合目で7回1安打12奪三振無失点で2勝目を手にした大谷を「歴史的な試合」「悪魔のようなスプリット」と称えている。
野手として3試合連続本塁打で全米を震撼させた大谷。投げても圧巻だった。1日(日本時間2日)の敵地アスレチックス戦で6回3失点で初登板初勝利を手にしていた右腕はエンゼルスタジアムでの初登板で毎回の12三振を奪う好投を見せた。
7回91球、1安打1四球12奪三振。4回1死ではセミエンにこの日最速となる99.6マイル(約160キロ)のファストボールで空振り三振を奪った。
初安打を浴びた場面では地元紙「USAトゥデー」電子版が「ショウヘイ・オオタニは7回で完全試合が途切れる。エンゼルスの本拠地デビューで11奪三振」と速報。超満員の観衆が見守った大谷の本拠地の初マウンドについて、「歴史的な試合」と絶賛した。また「彼の悪魔的なスプリットを最大限に活用し、彼は感銘的な2度目の先発時代で対峙した打者18人を凡退に追いやった」と宝刀スプリットの切れ味を高く評価した。
一方、敵地の地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」は「A’sのマーカス・セミエンがショウヘイ・オオタニの完全試合の挑戦を終わらせる」と速報。記事ではアスレチックスがメジャー全球団で現在最もノーヒット試合を許していないチームであることを紹介。1991年7月13日以降、4232試合という記録を保持しているが、「エンゼルスの二刀流のスター」が最長記録打破に迫っていたことを伝えていた。
また米スポーツサイト「デッドスピン」は「ショウヘイ・オオタニは明らかにこの惑星由来ではない」の見出しでその衝撃を伝えた。
この日、4万4742人の観衆が埋め尽くしたスタジアムのみならず、全米メディアも“ベーブ・ルース2世”の躍動に熱狂している。
(Full-Count編集部)