「ひどいバントでも二塁打になる」!? メジャーでまた大胆すぎる守備シフト
アストロズの「ワイルド」なシフトに「なぜバントしない?」
昨季世界一に輝いたアストロズが、10日(日本時間11日)のツインズ戦で敷いた「ワイルド」な守備シフトが話題となっている。外野手を右に寄せて三塁手を左翼に配置し、遊撃手も二塁ベースより右側に配置するという奇妙な形。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、その場面の画像をツイッターで紹介しており、ファンからは「冗談だろ」「なんてこった」と驚きの声が上がっている。
両チーム無得点で迎えた2回。先頭の左打者モリソンを打席に迎えると、アストロズの守備陣形が大きく変わった。外野手は全体的に右側に大きく寄り、中堅マリスニックは右中間、左翼手のゴンザレスはバックスクリーンすぐ左へ。左翼の定位置には、三塁手のブレグマンが立った。
さらに、内野手も右側に寄り、二塁手のアルトゥーベは一塁寄りの深い位置、遊撃コレアは二塁ベースよりも右側に。“外野4人制”の状態となり、遊撃手、三塁手がいなくなった三遊間には広大なスペースができあがった。昨季レイズでキャリアハイの38本塁打を記録したモリソンの痛烈な引っ張りをケアして、極端すぎるシフトを組んだ形だ。
「Cut4」が「アストロズがワイルドシフト 今回はローガン・モリソンを相手に」と文言を添えてこの場面の写真をツイッターで公開すると、ファンからは反響の声が多く上がった。
「バントするべきだ」
「このようなシフトは馬鹿げている。バントの仕方を学ぶべきだ」
「三塁線へのバントは素晴らしく思える」
「オーマイガー」
「なぜバントしないのか理解できない。ひどいバントでも二塁打になる可能性がある」
「冗談だろ」
「なんてこった」
「素晴らしく天才的だ!」
「冗談だろ、なんでバントしないんだ?」
「ワイルドなアイデアだ」
これだけ広大なスペースを画像で見てしまうと、確かにバントをすればヒットになるのでは、と思わされる。ただ、この打席の結果は三振。モリソンはシフトに惑わされずに自身のバッティングを貫いたが、快音を響かせることはできなかった。なお、試合は極端な守備シフトを敷いたアストロズが2-0で勝利している。