西武の開幕ダッシュを支えた新4番山川 苦手の春を克服しタイトル争いへ
今季はここまで打率.344、3本塁打、9打点の活躍
西武の山川穂高内野手は2015年から4年連続で開幕1軍をつかんでいるが、春を苦手にしていた。初の開幕1軍入りを果たした2015年は、開幕直後の4月1日に登録抹消。翌年は「7番・一塁」で開幕スタメンを勝ち取ったが、開幕から4試合に出場して12打席無安打に終わり、3月30日に2軍落ちを味わっている。
8月以降に19本のアーチを描いた昨季も、4月の月間成績は打率.111(27-3)、2本塁打、5打点。4月いっぱいは1軍にいたが、5月1日に2軍落ちとなった。
そして今年は、オープン戦の打率が12球団ワースト2位の.136と苦しみ、例年通り春先に苦戦するかと思われたが、シーズンが開幕してからは3月31日の日本ハム戦で1本塁打を含む3安打3打点の活躍を見せ、ここまで打率.344、3本塁打、9打点をマーク。4番打者としての仕事をしっかりと果たしている。
昨年は8月以降の打撃成績だけ見ると、19本塁打、47打点はリーグトップ。苦手の春先を克服し、昨年の夏場のような打撃を見せることができれば、本塁打王、打点王のタイトルも見えてくるだろう。
【山川穂高のプロ入り後の4月までの打撃成績】
○2015年
0試合0打数0安打0本塁打0打点 打率.000
○2016年
4試合10打数0安打0本塁打1打点 打率.000
○2017年
12試合27打数3安打2本塁打5打点 打率.111
○2018年
9試合32打数11安打3本塁打9打点 打率.344