3被弾6失点で今季初勝利逃した日ハム高梨「完全に試合を壊してしまった」

日本ハム・高梨裕稔【写真:石川加奈子】
日本ハム・高梨裕稔【写真:石川加奈子】

初回に大量4点を失い、2回までに3発食らって6失点

 序盤で大勢は決してしまった。11日、敵地で行われたヤフオクドームでのソフトバンク戦。3連戦の初戦に勝利を収めていた日本ハムだったが、この日は2回までに大量点を奪われて劣勢に立たされて完敗となった。

「1回に4点取られて、2回にも本塁打で2点取られて完全に試合を壊してしまった」

 試合後に反省の弁を並べたのは、先発した高梨裕稔投手だ。4回途中で6点を失い、ノックアウトを食らった。

 初回、本多の左中間を破る二塁打、上林の右中間を破る適時三塁打であっさりと先制点を奪われた。さらに内川に右前適時打を許して2点目を与え、デスパイネには2戦連発の2ランを被弾。いきなり4点を失った。2回には今宮、甲斐に2者連続でソロ本塁打を浴びた。

 序盤で痛すぎる6失点。3回は3者凡退に斬ったものの、4回に2つの四球で2死一、二塁のピンチを招いたところで降板した。3回2/3で7安打3本塁打6失点。「本塁打は全て失投だった。気をつければ違う結果だったかもしれない。最少失点で粘れれば、違う展開になったかも。あれだけ早い回で降りてしまって、後ろの投手に負担をかけてしまった」と肩を落とした。

 今季初先発だった4月4日の楽天戦では6回2安打無失点と好投していたが、この日は無念の結果に。今季初勝利を逃し「真っ直ぐは悪い感じはしなかった。どこに投げるか。変化球もここぞで甘くなったところを打たれている。本塁打は失投なので、しっかり反省して次に活かしていければいいなと思います」と、次回登板での巻き返しを誓っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY