止まらない大谷のバット エ軍同僚も感心「出場し続けないと難しいのに…」

三塁打を放ち、勝利に貢献したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
三塁打を放ち、勝利に貢献したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

3番アプトンが大谷を称賛「ラインナップにいてくれてうれしいよ」

 エンゼルスの大谷翔平選手は12日(日本時間13日)、敵地でのロイヤルズ戦でスタメン出場6試合連続ヒットとなる走者一掃の三塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。投打の二刀流として、他の選手とは違う独自のスケジュールながら結果を出し続ける23歳に、この日3安打の活躍を見せたジャスティン・アプトン外野手は「出場し続けないと難しいのに、体調管理もしっかりして、継続してバットを振り続け、いい仕事をしているよ」と感心した。

 前日に続き「8番・DH」で先発した大谷は、第1打席は見逃し三振、第2打席は左飛、第3打席は初めての申告敬遠で歩かされたが、7回2死満塁で迎えた第4打席に右中間へ走者一掃の三塁打を弾き返し、チームの勝利を決定づけた。

 二刀流としてプレーする大谷は、先発マウンドに上がる試合と前後1日ずつは、打者としてスタメン出場はしていない。だが、この日を含め打者として出場した7試合のうち、無安打に終わったのは代打出場した10日(同11日)敵地レンジャーズ戦のみ。打撃でもリズムやタイミングが重視されるが、大谷は毎試合打席に立つことはできないものの、しっかり好調を維持している。

 その大変さを分かるのは、他でもない選手たちだ。エンゼルス打線ではトラウトとプホルスをつなぐ3番打者として活躍するアプトンも、この日を終えて打率.296と活躍しているが、投打にわたる大谷の貢献に感心。試合後のインタビューで「彼がラインナップにいてくれてうれしいよ」と称えた。

 5連勝を飾り、30球団でトップの11勝目を挙げたエンゼルス。ワールドシリーズ優勝に向けて、大谷のさらなる活躍が期待される。

(Full-Count編集部)

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