大谷翔平は「本物の才能」 米メディアが今季序盤「最大の勝者」と“格付け”
投打で圧倒的な成績「これを成し遂げるには本物の才能が必要だ」
出塁率と長打率を加算したOPSという指標で、最高レベルの1.191を叩き出している「打者・大谷」はすでに3本塁打。バットから放たれる打球の初速平均は時速97マイル(約156キロ)で、メジャー4位という驚異的な数値を叩き出しているという。
「みんな、これを成し遂げるには本物の才能が必要だ。エンゼルスがポストシーズン復帰を目指す中、オオタニが我が道をゆけば、彼の才能はより発揮されるだろう」
このように、開幕前には懐疑論も起こった背番号17を“本物”と認定している。
この他、勝者にはア・リーグ東地区で首位を独走するレッドソックス、リーグ最多6本塁打と絶好調のナショナルズのブライス・ハーパー外野手、3試合先発で36奪三振のアストロズ右腕ゲリット・コール投手、11勝1敗でメジャー最高勝率(.917)を誇るメッツが、大谷に続く勝者に選ばれた。
その一方で、敗者の烙印を押されたのはマーリンズからヤンキースにトレードで移籍したジャンカルロ・スタントン外野手。昨季のナ・リーグMVPは“扇風機”状態と化している。寸評では「ショウヘイ・オオタニがベーブ・ルースの再現に成功する間、もう1人のオフの補強の目玉はルースの古巣でかなり苦しい時を過ごしている」と二刀流の栄光との対比を際立たせている。
昨季ワールドシリーズ制覇まであと一歩だった名門ドジャースも敗者に。今季4勝8敗と投打に苦しんでいる。アストロズのエース左腕ダラス・カイケル投手も防御率4.20で無念の選出。エンゼルスに3タテを食らったレンジャーズ、そして、主力の大放出に打って出た挙句、予想通りディビジョン最下位に沈むフロリダの2球団、マーリンズとレイズも“敗北者”認定を受けた。
(Full-Count編集部)