好調要因は「大谷だけではない」 米紙がエ軍特集、頼もしい同僚たちに脚光

新戦力を獲得した時、首脳陣が気を付けるべき点とは

 大谷自身は、同紙の取材に対して、もっと試合に出場したいとの思いを通訳を介して明かしている。ただ、故障を防ぐためのチームの慎重な起用法にも理解を示しているという。一方で、エンゼルスでは懸案事項の先発ローテーションに怪我人が続出。ただ、記事ではその他の選手たちの活躍を特筆している。

 踏ん張りを見せている先発陣では、開幕で故障者リスト(DL)入りしていたアンドリュー・ヒーニー投手がこの日のロイヤルズ戦で初先発。5回3失点とまずまずのピッチングを見せた。11日(同12日)の敵地レンジャーズ戦ではメジャー初先発のハイメ・バリア投手が5回1安打1失点で勝利投手となり、エースのギャレット・リチャーズ、左腕タイラー・スカッグスも力投を続けていることにも記事では触れている。また、打線では新加入のザック・コザート内野手、昨季途中に加入したジャスティン・アプトン外野手らの奮闘も光っているという。

「かなりの多くの新戦力がクラブハウスにやってきた時、フロントが気をつけなければいけないことは、彼らがいかに絆を芽生えさせるか。自分のこれまでの経験よりも、今年はそれは早かったんだ」

 エプラーGMはクラブハウスで早くも芽生えた絆について、記事の中でこのように言及。そして、好調の打線については「大事なことはバトンの受け渡し。打線に連動性があれば、活気づく。選手全員がチームに貢献するという気持ちになれば、その心構えが機能するんだよ」と話したという。

 開幕直後に内転筋の違和感で離脱していた補強の目玉の一人、イアン・キンズラー内野手もこの日の試合では攻守に大活躍した。スーパースターのマイク・トラウト外野手、レジェンドのアルバート・プホルス内野手という大黒柱に、二刀流のスーパースターと実力者が加わったエンゼルス。14年シーズン以来のプレーオフ進出へ、役者は揃った。

(Full-Count編集部)

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