打者は大谷、投手はダルビッシュ 米紙が選ぶMLB序盤「最も興味そそる」10傑

大谷は「ベストストーリー」、ダルビッシュは「想定していたものではない」

 打者で1位に選ばれたのは“二刀流”大谷だ。開幕を迎えると、投打に思うような結果が残せなかったオープン戦の姿を微塵も感じさせない大活躍。3戦連続ホームラン、先発出場7戦連続ヒットなど圧巻のパフォーマンスを披露している。「スカウトたちはオオタニが早くも一流投手の球速に適応したことに驚いている。スプリングトレーニングでの不調を経て、日本時代からのレッグキックを捨て打撃を改めた」と分析。投手としての活躍も含め、誰もが大谷の一挙手一投足に注目するフィーバーぶりについて、「オオタニの二刀流挑戦はシーズン前半におけるベストストーリーである」と記した。

 そして、投手部門の1位として登場するのがダルビッシュだ。残念ながら、興味をそそられる理由は決してポジティブなものではない。キャンプイン直前にカブスと6年1億2600万ドル(約135億2200万円)の大型契約を結んだ右腕は、オープン戦では仕上がりの良さを見せつけたが、開幕後は白星に恵まれていない。移籍後初先発は4回1/3を5失点で勝敗付かず。2戦目は6回を1失点と好投したがこの試合も勝敗はつかず、3戦目は4回2/3を4失点で今季初黒星を喫した。ここまで防御率6.00、WHIP1.53と奮わず。寸評では、昨季のワールドシリーズを引き合いに出しながら、「防御率6.00はカブスが1億2600万ドル(約135億2200万円)を払う上で想定していたものではない」と手厳しかった。

 想像を凌ぐ活躍を見せるエンゼルスと大谷に対し、期待に満たないパフォーマンスとされたダルビッシュ。エンゼルスと大谷にはますますの活躍、ダルビッシュにはここからの巻き返しに大きく期待したい。

(Full-Count編集部)

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