“神の手”ならぬ“神の足”!? オリ・マレーロ、ミット手前で左足浮かせる好走塁
2点目をリプレー検証も判定変わらず、チームに流れをもたらすビッグプレーに
オリックスは15日の日本ハム戦に7-0で快勝した。「7番・DH」のクリス・マレーロ内野手が3打数2安打2打点1得点と活躍。8回の好機でダメ押しの2点タイムリーを放ち、試合を決めたが、5回には走者として“技あり”の走塁で得点をもたらして話題となっている。
両チーム無得点で迎えた5回。オリックスは1死から伏見がライト前ヒットで出塁すると、マレーロが二塁打で続き、二、三塁の好機を作る。2死となってから、若月がライト前にタイムリー。伏見は悠々と生還し、マレーロも三塁を回った。
しかし、ライトの松本がバックホーム。捕手の清水が、左足から滑り込んだマレーロにタッチしにいった。タイミングは完全にアウトも、球審はセーフの判定。「リクエスト」でリプレー検証になったが、判定は変わらなかった。スロー映像で見ると、マレーロは清水のミットの手前でわずかに左足を浮かせており、タッチは空を切っていた。
“神の手”ならぬ“神の足“で生還したマレーロは、プレーの直後から「セーフ」の仕草。リプレー検証中もダグアウトで「セーフ」のポーズを何度も作り、判定が正しいと証明されるとニッコリと笑ってチームメートとタッチを交わした。チームに流れをもたらすビッグプレーだった。
オリックスを快勝に導いた助っ人はここまで打率.200ながらリーグトップタイの5本塁打。13打点もトップと2差のリーグ3位につける。今年も打線を牽引する存在となりそうだ。