世界選手権に挑む女子ソフトボール日本代表が発表 上野「価値ある大会に」

第16回世界女子ソフトボール選手権大会の代表選手発表、新ユニフォーム発表に臨んだ宇津木ヘッドコーチと選手たち【写真:荒川祐史】
第16回世界女子ソフトボール選手権大会の代表選手発表、新ユニフォーム発表に臨んだ宇津木ヘッドコーチと選手たち【写真:荒川祐史】

2大会ぶり優勝へ17選手発表、ファッションショー風の新ユニフォーム発表会も

 8月2日から開催される第16回世界女子ソフトボール選手権大会(千葉)に向けて、日本代表17選手が16日に発表された。都内の「東京モード学園」で会見が行われ、新ユニフォーム発表会も開催。モード学園の生徒たちにメイクをしてもらった選手たちがファッションショー風に登場する演出もあった。ベテランの上野由岐子投手は、2大会ぶりの優勝を目指す世界選手権へ向けて「東京五輪の前哨戦として、価値のある大会にしたい」と意気込んだ。

 世界選手権の日本代表メンバーは以下の通り。

【投手】
上野由岐子
勝股美咲
藤田倭
濱村ゆかり
 
【捕手】
我妻悠香
山内早織
 
【内野手】
渥美万奈
市口侑果
川畑瞳
洲鎌夏子
内藤実穂
山本優
 
【外野手】
河野美里
大工谷真波
長崎望未
山崎早紀
山田恵里

 17選手を選出した宇津木麗華ヘッドコーチは「打倒アメリカのために、世界選手権で優勝するために日本リーグの中で最強のメンバーを選んだ。1年以上の合宿の中で、アメリカに対応できる選手、そして世界の左ピッチャーに対応できる選手として、山崎を選んだ」と選考基準について説明。そして、「東京五輪に向けて、2008年に金メダルを取った上野、山田に大いに期待したい。山本、洲鎌にも繋がりを期待している。この選手たちが働いてくれれば日本は必ず勝てると思う」と期待を寄せた。

 名前を挙げられた山田は、前回の世界選手権は銀メダルだったこともあり「今年は日本で開催される。東京五輪で金を取るためにチーム一丸となって頑張る」と決意。上野も「新しいユニフォームを着て新しいファンが増えてくれれば。強い日本を各国にアピールしていきたい。東京五輪の前哨戦として、価値のある大会にできるよう頑張っていきたい」と誓った。

 また、身にまとった新ユニフォームについて、山田は「今までとは全く違うデザインなので、新たな気持ちで臨みたい」と笑顔。初めてロングパンツが採用されたことについても「人工芝でやることが多いので、スライディングしたときにけがをしにくい。伸縮性もあるので、パフォーマンスに繋がる」と好感触を示した。

 上野も「いつも通り軽くて動きやすい。新しいユニフォームでもう一度金メダルを目指していきたい。いろんな方々の思いがゴールドという色に込められている。いろんな人の思いを背負って戦っていかなくてはいけない。チーム一丸となって金メダルをつかんでいきたい」と気持ちを新たにしていた。

【写真集】まるでファッションショー!? 新ユニフォームお披露目でランウェイを“華麗”に歩く上野選手と長崎選手

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