チャンスに強い中日アルモンテが同点適時打 16打点目、得点圏打率は.611に
初回1死、二塁に京田を置き、右前適時打を放つ
中日のソイロ・アルモンテ外野手が早速、チャンスでの強さを発揮した。20日、ナゴヤドームで行われた広島戦。1点を先制された直後の初回の攻撃で、同点のタイムリーを放った。
“好機の鬼”がまた打った。先発の小笠原が、菊池のソロで先制点を奪われた、その裏の攻撃。1死からこの日が24歳の誕生日となった京田が右前安打で出塁。盗塁も決めて1死二塁とすると、驚異の得点圏打率を誇るアルモンテが、きっちりと続いた。
広島先発の野村が2ボール1ストライクから投じたチェンジアップを捉えると、打球は一、二塁間を破り右前へ。二塁走者の京田が一気に本塁へとかえり同点に追いついた。さらにモヤの二ゴロの間に二塁へ進んだアルモンテは、平田の左前適時打で勝ち越しのホームに生還した。前日は3安打1得点で先発の松坂大輔投手を見殺しにした中日打線だったが、この日は初回から繋がりを見せた。
この試合前まで得点圏に走者を置いた場面で打率.588の成績を残していたアルモンテ。このタイムリーで18打数11安打となり、得点圏打率は.611に上昇。リーグトップを走る16打点目を叩き出した。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)