GG賞名手が芸術的グラブトス披露 「他の誰にもできない」美技に大歓声
遊撃シモンズが見せた美技に本拠地大歓声
19日(日本時間20日)の本拠地レッドソックス戦で2-8と敗れたエンゼルス。この日は「6番・DH」でスタメン出場した大谷翔平も4打数無安打3三振に終わるなど見せ場は少なかった。その中でエンゼルスは守備で球場を沸かせる場面が何度かあった。遊撃手のアンドレルトン・シモンズもその一人だ。
ゴールドグラブ賞3度受賞の28歳は2-5と3点ビハインドの6回1死一、三塁のピンチでヌネスのセンター方向の打球に素早く反応。二遊間を破ろうかという当たりに横っ飛びを見せると、打球を左手のグラブに収め、そのままベースカバーに入った二塁手のキンズラーにトス。流れるような併殺を完成させた。絶対に追加点を許してはいけない場面での美技に本拠地は大歓声に包まれた。
このプレーは現地で話題となり、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」でも特集。「アンドレルトン・シモンズは過去5年で3度のゴールドグラブ賞を獲得している。その要因は、他の誰にもできないことを継続的にやってのけるフィールド上での才能が彼にはあるからだ」とレポートし、この日の好守を称えていた。