オリックス西が“4度目の正直”で今季初勝利 「非常に大きな1勝です」
開幕から好投を続けながらも3連敗中だった
オリックスの西勇輝投手が21日の楽天戦(楽天生命パーク)で待望の今季初勝利を手にした。
今季初めてリードした展開でマウンドに上がった右腕は勝負所でギアを上げた。2点リードの2回。2死一、二塁。銀次を一ゴロに抑えると、続く3回2死一、三塁の場面ではアマダーを143キロの直球で右飛に打ち取り無失点で切り抜けた。
この試合まで、西が登板した3試合で援護点はわずか1点。打線は4回に安達のタイムリーで3点目を追加。西には3点あれば十分だった。最速148キロの直球に、カーブ、スライダー、シュートをコーナに投げ分け4、5、6、7回と4イニング連続で3者凡退。8回に2死から岡島に中前打を浴びたが茂木を一ゴロに抑えスコアボードに「0」を並べた。
9回は守護神・増井にマウンドを譲ったが8回3安打無失点の好投でチームを勝利に導いた。
試合後は「非常に大きな1勝です。去年からケガがあって、久々の勝ちなのでホッとしています。連敗しないようにマウンドに上がった」とコメント。
これで開幕から4試合連続クオリティースタートをマークするなど抜群の安定感を見せている背番号「21」。若きエースの初勝利がチームの起爆剤になるかもしれない。