MVPアルトゥーベ今季1号で小躍りも…ベンチ完無視に実況爆笑「これはいい」
6回先頭で待望の一発で大喜びも、仲間は…
昨季アストロズの世界一に大貢献したMVPホセ・アルトゥーベ内野手に待望の一発が飛び出した。25日(日本時間26日)に本拠地エンゼルス戦で、6回に左翼席へソロ弾を叩き込んだ“小さな巨人”だが、チームメイトたちはメジャーで流行りのサイレントトリートメントで対応。仲間が塩対応する中、文字通り“小躍り”し続けたアルトゥーベに、ファンは「大ウケ」「良すぎ!」と爆笑のコメントを寄せた。
アストロズが3-0とリードして迎えた6回。この日は空振り三振、遊ゴロに倒れたいたアルトゥーベは、先頭で打席に立つと、その憂さを晴らすかのようにフルスイングした。エンゼルス先発トロピアーノが1ボール2ストライクから投じた4球目高めのスライダーは、大きな弧を描きながら左翼スタンドへ。今季26試合目にして、ようやく一発が飛び出した。
ホームベースを踏んだアルトゥーベは誇らしげな表情を浮かべてダグアウトへ戻ったが、ここで迎えてくれたのは、この日の先発バーランダーだけ。軽く手を合わせて迎えてくれたが、誰もその後に続かない。アルトゥーベは左手にヘルメットを持つと、両手を突き上げながらダグアウト内をスキップで進み、“お一人様セレブレーション”で喜びを爆発させた。ダグアウトの一番端まで進み、Uターンして戻ってきたところで、サイレントトリートメントを決め込んだ仲間たちが“降伏”。全員が満面の笑みでアルトゥーベを祝福した。
メジャーで流行りのサイレントトリートメントの中を、1人“小躍り”する小さな巨人の姿に、試合を中継する「AT&Tスポーツネット」の実況トッド・カラス氏と、解説を担当する元世界一内野手ジェフ・ブラム氏は大爆笑。「サイレントトリートメントです! これはいい」と言ったきり、笑いが止まらず言葉が続かなかった。
この様子をMLB公式インスタグラムや球団公式ツイッターが動画つきで伝えると、ファンからも祝福と爆笑のコメントが相次いだ。
「大ウケ」
「良すぎ!」
「どうしてこんなに面白いんだろう」
「よし、彼は草野球チームのパブロだと思うことにするよ」
「新しいお気に入り!」
「ワハハハハ」
「ホセ・パワー」
この試合を終えて打率.333と今季も絶好調のアルトゥーベ。チームを見事勝利に導き、2年連続世界一に向けて余念はないようだ。