「球審には球が速すぎた」大谷への疑惑の四球判定に球団OBが皮肉の反論

アストロズ打線相手に粘投を見せたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
アストロズ打線相手に粘投を見せたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

通算94勝左腕のウィルソンがツイッターで疑問提起

 エンゼルス大谷翔平選手が24日(日本時間25日)の敵地アストロズ戦で投げた1球が物議を醸している。二刀流右腕は5回、先頭打者にフルカウントから渾身の98マイル(約158キロ)の速球を低めいっぱいに投じたが、球審はよもやのボール判定。その直後に2ランを被弾する結果となったが、この判定にエンゼルスOBが「球審にはボールが速すぎたのかもしれない」と、皮肉たっぷりに誤審の指摘をしている。

 6回途中で無念の降板となった大谷。チームは8-7で勝利したが、右腕は5回1/3を6安打7奪三振5四球4失点(自責4)で勝敗はつかなかった。粘投したものの四球の多さが目立ったこの日。5回には微妙な四球判定の直後に2ランを浴びていた。

 5回、先頭で打席に入ったゴンザレスに対し、大谷はフルカウントからの6球目を低めいっぱいに投げ込んだ。98マイル(約158キロ)の速球はゾーンいっぱいに入る最高の投球に見えたが、球審はボールと判定。大谷が残念とばかりに少し天を仰ぐと、ダグアウトのソーシア監督は両手を広げる大きなジェスチャーで判定に不服を示した。この直後、大谷はフィッシャーに2ランを被弾。結果として、痛恨の四球となった。

 この“疑惑”の判定に注目したのは、エンゼルスOBのC.J.ウィルソン元投手だった。2011年と12年にオールスターに選出されたメジャー94勝の左腕はツイッターで、こう持論を展開した。

 「これぞ、他のスポーツと比較して野球をユニークたらしめているものだ。4人中3人はストライクだと考えたはず。球審にはボールが速すぎたのかもしれない」

 現役引退後はカーレーサーとして活躍するウィルソンは、大谷が投じたボールが速すぎるあまり、球審は正確に視認できなかったのではないか、と皮肉たっぷりに“誤審”を指摘している。

 今季メジャー先発投手最高の101マイル(時速163キロ)を記録するなど剛腕ぶりを見せつけた大谷だが、痛恨の失点の呼び水となった1球は、試合翌日も物議を醸しているようだ。

(Full-Count編集部)

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