田澤純一が3球三振で勝利に貢献 今季初ホールド「使ってくれた監督に感謝」
最近2登板は6失点、サヨナラ被弾と結果残せず
マーリンズの田澤純一投手が25日(日本時間26日)、敵地ドジャース戦に登板し、今季初ホールドをマークした。ベテラン内野手チェース・アトリーを3球で見逃し三振に仕留めて勝利に貢献。「ここ最近やられているんで、使ってくれた監督に感謝と、そこで応えられてよかったと思います」と笑顔を見せた。
ケンプの4号2ランで3点差に詰め寄られ、なおもピーダーソンが右前打で続いた8回2死一塁。3点リードしているとは言え、流れがドジャースへ傾き掛けた重要な場面でマウンドに上がった。アトリーと対戦した田澤は、カーブを2球続けて2ストライクに追い込むと、最後は外角低めに90マイル(約145キロ)速球を決め、一度もバットを振らさずに3球三振に仕留めた。
田澤は21日(同22日)に敵地ブルワーズ戦でサヨナラ弾を浴びて今季初黒星。さらに、19日(同20日)にも6失点を喫するなど、思うような結果を残せていなかった。この日は連投続きなど試合で投げられる救援投手の数が少なかった事情もあるが、大事な局面で起用され、見事応えた。「打たれた時はなるべく早く投げて抑えて、気持ちを切り替えられたらいいと思う。今日は特に、なかなかいい試合展開の中で投げられたので、それは本当に使ってくれた監督に感謝だと思います」と指揮官に感謝した。
若手中心のチームはなかなか勝てずにいるが、昨季リーグ優勝のドジャース相手に2連勝。「若いチームでもあるし、勝つ時もあれば負けることもある。その中でも一生懸命やって、少しでも多く勝てればいいんじゃないかと思います」と奮起を誓った。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)