西武特急止めたホークス石川、言葉ににじむ1軍ローテ投手の自覚

志願の熱投「前回の反省もあったんで8回までいきたかった」

 また、6回の失点について「5回の(グラウンド)整備の後。(時間が)空いた時の球のキレとかは前々からの課題です」と反省も忘れない。それでも「あそこを1点で終われたというのが結果的には大きかったですね」と振り返った。

 8回まで投げたのは石川自らの申し出もあったという。「前回の反省もあったんで8回までいきたかった。球数もそんなにいってないこともわかっていたし、(シーズンの)先は長いんで中継ぎの負担を減らせるというか、できる時に自分が(長いイニングを消化)できたら後々響いてくるんじゃないかなと思います。自分の中ではステップアップしていかなきゃいけないという意味の8回(の志願投球)でした」と語るのも、中継ぎ経験もある石川ならでは。

 これで防御率は1.59。「あまり数字は意識してないです。これからも一人ひとり抑えていくだけですし、数字は最終的な話でいい。こだわっていないわけじゃないけど、意識はしていないです」。

 淡々と語る口ぶりは以前から変わらないが、話す内容には明らかに1軍ローテ投手としての自覚が表れている。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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