大谷のパワーは「本当にエリートクラス」 対戦控えるヤンキース監督が絶賛
29日には田中将大との対決も実現、ブーン監督は「間違いなく特別な才能」
ヤンキースのアーロン・ブーン監督が、二刀流の活躍を続けるエンゼルスの大谷翔平投手を「間違いなく人々をテレビに飛びつかせるスペシャルな才能」と称賛している。米地元メディア「northjersey.com」が報じている。
27日(日本時間28日)から敵地エンゼルスタジアムでエンゼルスとの今季初対戦を控えるヤンキース。今季からピンストライプの名門を率いるブーン監督は、開幕直後からセンセーションを巻き起こしている大谷について「知っているのか?」と質問されると、「誰のことだい?」と冗談混じりでジャブを飛ばしたという。
ヤンキースも今季開幕前に大谷争奪戦に参戦していた。昨年8月には、ブライアン・キャッシュマンGMが札幌ドームで自ら登板を視察。さらに、同12月に大谷との交渉期間がスタートすると、キャッシュマンGMはビルの屋上から本人にラブコールを送るなど、本気モードだった。米メディアは当初、ヤンキースが大谷獲得の大本命と伝えていたが、実際にはその後の“書類選考”を通過できず。ロサンゼルスで行われた面接に招待されなかった。
新監督就任直後に大谷争奪戦“敗北”の悲報を聞いていたブーン氏。当然、「Shohei Ohtani」のことは忘れていない。真顔に戻ると、こう話し始めたという。
「彼には間違いなくスペシャルな才能がある」
大谷は打者として11試合で打率.333、3本塁打、11打点と好成績を記録。投手としても防御率4.43ながらすでに4試合で2勝(1敗)を記録し、20回1/3で26三振を奪っている。24日(日本時間25日)の敵地アストロズ戦では今季メジャー先発投手で最速の101マイル(約163キロ)を記録するなど、能力の高さを改めて見せつけた。
投打に圧巻のパフォーマンスを続けている大谷について、ブーン監督は記事の中で「これは本当にエリートクラスのパワーだ」と長打力にも太鼓判を押している。28日(同29日)には田中将大投手が登板予定で、指名打者としての起用が予想される大谷との日本人対決も実現する。ヤンキース投手陣とのマッチアップは全米必見の対決になりそうだ。
(Full-Count編集部)