元中日のマーリンズ左腕チェン、29日に今季メジャー初先発と公式伝える

マーリンズのチェン・ウェイン【写真:Getty Images】
マーリンズのチェン・ウェイン【写真:Getty Images】

左肘の故障で開幕DL、マイナー戦で2試合好投

 元中日でマーリンズの先発左腕チェン・ウェイン投手が28日(日本時間29日)の本拠地ロッキーズ戦で今季初先発マウンドに上がる見込みだという。球団公式サイトが伝えている。

 マーリンズで今季3シーズン目を迎えるチェンは、左肘の靱帯を部分断裂しているが、トミー・ジョン手術と呼ばれる修復手術は受けず。PRP療法や保存療法など別のアプローチを取っているが、マーリンズ移籍以来たびたび患部を悪化させ、戦列を離れてきた。移籍1年目の2016年は22試合に先発したが5勝5敗、防御率4.96の成績。昨季は長らく戦線離脱し、登板はわずか9試合(5試合に先発)で2勝1敗、防御率3.82の成績だった。

 昨季終盤に再び肘を痛めたため、今春も慎重に調整を進めてきたが、故障者リスト(DL)で開幕を迎え、ここまで傘下マイナーで2試合のリハビリ登板を行った。マイナーでは2試合に先発し、合計7回2/3を投げて1勝無敗、防御率1.17と好投。ようやくメジャーで今季初先発に臨めるまでに回復したという。

 マーリンズとは5年総額8000万ドル(約87億4500万円)の大型契約を結んでいるだけに、7勝17敗と大きく負け越すチームを救う投球を披露したい。

(Full-Count編集部)

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