ダルビッシュ6回1失点好投も今季1勝目ならず “魔の5回”越える粘投を披露
再三2死から走者を背負いながらも1点リード守る
カブスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、本拠地でのブルワーズ戦で今季5度目の先発マウンドに上がり、6回を3安打8奪三振2四球1失点(自責0)と好投した。防御率は5.26。1点リードの場面でマウンドを降りたが、直後に同点に追いつかれて今季初勝利はお預けとなった。チームはその後勝ち越し、3-2で勝利した。
初回、味方の失策で先頭ケインが出塁。盗塁などで1死三塁としたところで、3番アギラールの左犠飛で1点を先制された。だが、直後に味方打線が3連打で2点を奪って逆転に成功すると、ダルビッシュにもスイッチが入る。
2回を3者凡退とすると、3回は2死からケインに右翼へ安打を運ばれるが無失点。4回は2死からサンタナに四球を与えたが二塁を踏ませず。5回には2死から安打と四球で一、二塁としたが、最後はイエリッチを投ゴロに打ち取った。そして6回はやはり2死からサンタナに左翼へ二塁打されたが、ペレスを空振り三振に仕留めて無失点とし、1点リードを守り抜いた。
ダルビッシュは6回を投げ終えて104球(70ストライク)で降板。1点リードを守ったまま、勝利投手の権利を持ってベンチへ退いたが、7回に2番手シーシェックが同点に追いつかれ、今季初勝利&日米通算150勝は消えた。
チームは7回裏に相手失策も絡んで1点を勝ち越し、3-2で勝利。ダルビッシュは勝ち星こそつかなかったが、ここまで越えられなかった“魔の5回”を乗り越え、チームを勝利へ導いた。
(Full-Count編集部)