イチロー、左翼で好捕も…9回好機で凡退し3打数無安打　マ軍は連勝止まる

2回に鋭い左飛をランニングキャッチ、バットでは快音響かず

　マリナーズのイチロー外野手は2日（日本時間3日）、本拠地アスレチックス戦に「9番・左翼」で3試合ぶりにスタメン出場。左翼の守備で好捕を見せたが、9回の同点機で空振り三振に倒れるなど、3打数無安打1四球とヒットは出なかった。マリナーズは2-3で敗れ、連勝は「3」で止まった。

　イチローは2回、先頭チャプマンのレフトへの鋭いライナーを好捕。まずは守備で魅せた。ヒーリーの先制弾の直後に回ってきた3回の第1打席は無死走者なしでストレートの四球。その後、好スタートを切ったが、打席のゴードンがバットにボールを当てて投ゴロに。しかし、イチローはこれで二塁に進むと、セグラの二塁打で一気に生還し、リードを2点に広げた。

　2点リードの5回2死走者なしで迎えた第2打席は遊ゴロ。さらに、2-2に追いつかれた直後の7回は先頭で打席に立ったが、ニゴロに倒れた。マリナーズは続くゴードン、セグラの連打などでチャンスを作るも、後続が倒れて勝ち越しならず。9回に守護神ディアスが被弾し、1点を勝ち越された。

　その裏、1死一、二塁とチャンスを作ってイチローに打席が回る。本拠地セーフコ・フィールドのファンから「イチローコール」も沸き起こったが、痛恨の空振り三振。マリナーズはそのまま敗れた。

　イチローは4月28日（同29日）の敵地インディアンス戦にスタメン出場も、5打数無安打と結果を残せず。その後の2試合は出場機会がなかった。この日も快音は響かず、打率は.205となった。