大谷翔平の好走塁に指揮官「グッド!」 一塁から快足を飛ばして一気に生還

好走塁で生還したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
好走塁で生還したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

試合前にはブルペンでの投球練習、本人も手応え「すごく良かった」

 2日(日本時間3日)の本拠地オリオールズ戦に「5番・DH」でスタメン出場し、4打数無安打1得点に終わった大谷翔平投手。ヒットは出なかったが、4回には一塁から一気に快足を飛ばして生還。マイク・ソーシア監督は二刀流右腕の走塁について「グッド!」と称賛した。エンゼルスは10-7で勝利し2連勝。次回登板は6日(同7日)の敵地マリナーズ戦が有力となった。

 この試合ではいい当たりがありながら、ヒットは出なかった大谷。しかし、ソーシア監督がキャンプ中から高く評価する走塁で魅せた。

 1点リードの4回1死走者なしの場面。バンディの直球を捉え、一塁手デービスのグラブを弾く痛烈なゴロ。相手の失策で出塁すると、続くシモンズのレフトへの二塁打で快足を飛ばし、激走で一気に生還した。最後はスライディング。捻挫した左足首の不安を完全に払拭する好走塁を指揮官が称えた。

「(大谷の走塁は)グッド! アンドレルトン(シモンズ)のヒットで一塁から生還できた」

 この日もテーピングを巻いての出場だったが、その後の遊ゴロ、一ゴロでも全力疾走。際どいタイミングのアウトばかりだった。

 試合前には、足首捻挫後初めてブルペン入りした大谷。カーブを交えて21球を投げ、本人は「感覚的にはすごく良かったんじゃないかなと思ってましたし、投げてる感じも思ってたより良かったんじゃないかなと感じました」と手応えを示した。ソーシア監督も「彼はいい方向に進んでいる。ブルペンも良かったし、これからも(今後の予定を)見定めていきたい」と評価。順調に行けば、6日のマリナーズ戦での登板が濃厚で、イチロー外野手との初対決が実現する可能性が高い。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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