名捕手モリーナにタッチさせず “神の手”生還が話題「どうやったのか…」

モリーナのタッチを交わし、生還したカブスのアディソン・ラッセル【写真:Getty Images】
モリーナのタッチを交わし、生還したカブスのアディソン・ラッセル【写真:Getty Images】

カブスのラッセルが好走塁、タイミングは完全にアウトも…

 カブスのアディソン・ラッセル内野手が5日(日本時間6日)の本拠地カージナルス戦で名捕手ヤディアー・モリーナのタッチをかいくぐる“神の手”走塁を見せた。MLB公式ツイッターがこの場面の動画を紹介しており、「どうやったのか分からない」「これは感心だ」と“称賛”している。

 1点リードで迎えた2回1死二、三塁の場面だった。好機で打席に入ったカブスの先発右腕チャッドウッドが、カウント1-3からの5球目でスクイズ。しかし、打球は正面に転がり、カージナルス右腕ウィーバーが捕手のモリーナにグラブトス。三塁走者のラッセルがヘッドスライディングで本塁に突入したものの、タイミングはアウトに見えた。

 審判の判定もアウト。しかし、ラッセルはすぐにセーフの仕草を見せ、カブスがチャレンジを要求する。地元テレビ局の実況は「バントした! ラッセルがホームに向かい…アウト! 彼の手が届いていたかもしれません。ラッセルはそう思っているようです。今のところ2アウト。見返すとギリギリのプレーのようです」と伝えた。

 スロー映像で見ると、ラッセルは滑り込んだ時に右手を絶妙に動かしてモリーナのタッチを交わしており、判定はセーフに覆った。メジャーを代表する名手のタッチを巧みにかいくぐる“神の手”生還となった。

 MLB公式ツイッターが「アディソン・ラッセルがこれをどうやったのかわからない、しかしこれには感心だ」とこのプレーの動画を投稿すると、フォロワーから「なぜなら彼はそれほどに良い選手だから」「すごい」などとコメントがついた。

 カブスはこの試合、延長10回の熱戦の末に6-8で逆転負け。ラッセルは遊撃の守備でも美技を見せたが、首位のライバルとのゲーム差を詰めることはできなかった。

【動画】「どうやったのか分からない」…名捕手モリーナのタッチをかいくぐる“神の手”生還が話題に

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