大谷翔平は「スポンジ」 開幕直前の“打撃改造”で成功、修正能力に称賛の声

同僚カルフーン「全てがハマった感じになった」、プホルスは「安定が大事」

 土壇場で驚異的な修正力を見せつけた大谷。ヒンスキー氏は記事の中で二刀流の男の高い吸収力をこう証言している。

「彼はスポンジなんだよ。彼は勤勉なんだ。アメリカの流儀を学びたがっている」

 打撃コーチのアドバイスに素直に従い、手元で動くボールへの対応を成功させた大谷の姿勢をスポンジに例えて絶賛。一方で、メジャー投手との対戦経験豊富な同僚は、大きく前の足を蹴り上げ、タイミングと勢いを取る打法の難しさについて明かしている。

 同記事では、同僚のコール・カルフーン外野手が「全てをシンプルにしたんだ」と、大谷の現在の打撃フォームについて語っている。「タイミングを取るためには様々な手段がある。最初は足を上げることでタイミングを取ろうとしていた。右足を地面に着けるようになると、彼は腕も使えるようになったし、そこからはご覧の通りだよ」と話し、土壇場での打撃改造こそが現在の大活躍の起爆剤になったと分析している。

 さらに、史上32人目の3000安打を達成したアルバート・プホルス内野手も「足を高く上げると、タイミングを取るのが難しいんだ。安定が大事なんだ。でも足を高く上げてしまうと、自分のスイングをかなり安定させなければいけない。それは大変なことなんだ」と証言している。

 今季のメジャー最大の新星となったエンゼルスの背番号17。異例の開幕直前の打撃改造も“大谷伝説”を彩る華麗なエピソードとなっている。

(Full-Count編集部)

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