敵地メディアすら大谷の投球を絶賛、白旗宣言も 「マリナーズを撫で斬り」
宝刀スプリットには「打撃不可能なスプリット」
一方、同じくシアトルの地元紙「ニュース・トリビューン」も大谷を絶賛。特に宝刀スプリットの絶大な威力を特集している。
「マリナーズは彼(大谷)を打席で攻略できなかったが、オオタニは打撃不可能なスプリットフィンガーファストボールと、99マイルのフォーシームを投げた。そして、ネルソン・クルーズ、ミッチ・ハニガーにはストライクゾーンの外のスライダーを追いかけさせた」
敵ながら特集では手放しに大谷を絶賛している。今オフの大谷争奪戦で、マリナーズはジェリー・ディポトGMが札幌ドームに自ら視察するなど、積極的な動きを見せた。トレードで外国人の若手獲得資金をかき集め、メジャー球団で最大の契約金も準備。ロサンゼルスで行われた大谷との面談にも招待されたが、大谷は同地区のライバルを選んだ。
「本当にあと少しだった。オオタニはオフにマリナーズと契約寸前だった。その代わりに彼ら(マリナーズ)を相手に打席では金曜日に4打数2安打で、日曜日にはマウンドで勝利を手にした」
大魚の獲得を逃した球団のファンは憎さ百倍の状況となっているが、シアトルメディアは二刀流の実力を潔く認めている。