イチローが大谷について語ったこと「対戦したいですよ。したいよ、そりゃ」

「そりゃ、対戦したいですよ。そりゃそうでしょ。したいよ、そりゃ」

 長所については「まぁ、それはまだ難しいでしょ。全部1周して、ある程度時間をかけて分かってくる」と話すにとどめた。本人が何度も繰り返したように、打線に立たなければ、評価は難しい。「対戦したかった?」という問いには「そりゃ、対戦したいですよ。そりゃそうでしょ。したいよ、そりゃ」と率直に胸の内を明かした。

 メジャーで18シーズン目のレジェンドは、「こっち(メジャー)に来る日本人選手はある程度、日本でやっている人ばかりでしょ。しょうもない選手はいないですからね。基本的には(全員)見てみたい」とも言う。ただ、大谷が「特別」という思いには変わりはない。

「でも、特別な才能ですからね、あれは。165キロ投げて、そりゃ単純に見てみたい。それはあるね」

 世界一のヒット数を刻んできたイチローも、二刀流で新たな道を切り拓く男への興味は尽きない。

 大谷は、イチローが「対戦してみたい」と話していたことを伝え聞くと「それはすごくありがたいですし、今回もしかしたらできるかもしれないと思っていたので、僕自身もやる中で勉強になることたくさんあると思います。そこはもう過ぎたことなので、正直何もないですけど、そう言ってもらえたことはありがたいと思います」と話した。21歳差の対決は“持ち越し“となったが、いつか実現する日が来るのだろうか。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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