前田健太がブルペンで21球 カーショー負傷離脱に「みんなでカバーできる」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

ブルペンではカットやクイックの練習に励む

 ドジャース前田健太投手は8日(日本時間9日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦を前にブルペンで投球練習を行い、21球を投げた。この日はさまざまな球種やクイックなども試し、「思いついたらやりたくなるんで、ちょっといろいろ思いついたからやったって感じですね」と話した。

 投球の幅を広げるための努力は欠かさない。この日もカットなどを試してみた。すぐに実戦で使うわけではないが、「今、状態の悪いボールなんかもあったので、そういうのを修正しながら」と精度向上を目指す。

 チームは7日(同8日)にエース左腕クレイトン・カーショーが左上腕二頭筋の故障で戦列を離れるなど、怪我人が続出。開幕前は優勝候補筆頭に名前が挙げられたが、34試合を終えて15勝19敗と黒星先行で地区4位に沈んでいる。投手陣のリーダーでもあるカーショー、そして野手陣のリーダーでもあるジャスティン・ターナー内野手の不在について、前田は「技術的にはもちろん、チームの精神的支えでもあると思うので、そういう選手が抜けるのは痛い。でも、いろんないい選手がたくさんいるので、みんなでカバーできると思います」と頼もしい。

 ドジャースはこの日から同地区首位のダイヤモンドバックスと3連戦。シリーズに勝ち越し、1つでも借金を減らしておきたい。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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