平野佳寿、「相棒」はメキシコ人右腕!? 地元紙が特集、2つの言語で“会話”も

米国出身左腕チェイフィンは「ヒラノと話をしたよ。『ヘイ!』『ヘイ!』って感じだった」

 では、平野はどのようにして力を発揮しているのか。同紙は「直球とスプリットを駆使するヒラノは、順調な滑り出しを見せている」と指摘。投球面では切れ味抜群のスプリットが大きな武器になっていることは確かだが、チームにしっかり馴染めていることも大きいようだ。「日本出身のベテランは、直球とチェンジアップを駆使するフェルナンド・サラスのバディ(相棒)となった。周囲は彼らが何について話をしているのか、皆目見当もつかないが」と、“日常“についても伝えている。

 平野とメキシコ出身のサラスの関係は特別なようで、「彼らは隣通しで座り、ジョークをかわす。ヒラノは主に日本語、サラスはスペイン語で」と紹介。平野は取材に対して「(通訳のケルビン・コンドウ氏が使うのは)スペイン語、英語、日本語、ポルトガル語……ただ(首を振りながら)日本語はイマイチですね」と冗談交じりに回答しており、記事の通り、2人は直接やり取りしているようだ。

 2つの言語でいったいどのようにしてコミュニケーションを取っているのだろうか……という疑問はバカバカしいものなのかもしれない。米国出身の左腕チェイフィンは「こないだヒラノと話をしたよ。『ヘイ!』『ヘイ!』って感じだったけどね。日本語を身につけようとしているところなんだ。(ダイヤモンドバックスで)7年間プレーしてきて、スペイン語はほとんど話せないんだ。日本語で『オハヨウ』の言い方は分かるよ」と話している。心が通じ、信頼関係で結ばれていれば、コミュニケーションの手段はどんな形であっても、思いは伝わるということか。

 記事からは、ダイヤモンドバックスの強さを支えるブルペンの雰囲気が良好であることが伝わってくる。チームメートに恵まれたことも、平野がメジャー1年目から力を発揮できている大きな要因になっているようだ。

(Full-Count編集部)

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