大谷、2番起用に米メディアも大注目 トラウトとのコンビに「最も魅力的」
日本ハム時代の2017年4月6日のロッテ戦で2番起用の経験あり
エンゼルスは15日(日本時間16日)の本拠地アストロズ戦のスタメンを発表し、大谷翔平投手は今季初めて「2番・DH」でスタメンに名を連ねた。これまで2番だった主砲のマイク・トラウト外野手を1番に置く衝撃の“ワンツーパンチ”に、地元メディアは「メジャーで最も魅力的」「オオタニが上昇を続ける」と称賛している。
昨年のワールドシリーズ王者アストロズ相手に実現した、走攻守三拍子揃ったMVP2度の天才トラウトと二刀流センセーションの大谷という、スーパースターコンビの1、2番揃い踏みに米メディアも沸いた。
「メジャーで最も魅力的なラインナップがついに補助輪をはずすかもしれない。エンゼルスは火曜日、アストロズ戦でマイク・トラウトとショウヘイ・大谷のワンツーパンチを選択した。彼らの最高の打者を今季初めて先発で続けて並べ、強襲するのだ」
こう報じたのはMLB公式サイトだ。今季開幕時に8番打者だった大谷は、圧巻の打撃で徐々に打順を上げていき、4番、5番という中軸から、ついに初の2番打者に。エンゼルスが開幕からトラウトを置いていたように、メジャーでは2番に最強打者を置くチームが増えており、大谷が“最強”の称号を得たことになる。エンゼルスでは、同一シーズンで先発投手が2番打者を務めるのは南海ホークスでもプレー経験のある1964年のウィリー・スミス以来だという。
米スポーツ専門テレビ局「ESPN」も「エンゼルスが打順を調整 マイク・トラウトとショウヘイ・オオタニを上げる」と特集。記事では「ショウヘイ・オオタニは上昇を続けている。ロサンゼルス・エンゼルスの二刀流センセーションは火曜日の夜、アナハイムでのヒューストン・アストロズ戦で2番を打つ。この打順に入ることはキャリア初だ」と報じている。
実際には2017年4月6日のロッテ戦で「2番・DH」に入ったことのある大谷。今季は、ここまで打者として20試合に出場し、打率.348、5本塁打、16打点、OPS(出塁率+長打率)1.044をマークしている。一方のトラウトも打率.310、12本塁打、25打点、OPS1.089と好調をキープしている。
相手先発は右腕ゲリット・コール。今季は8試合に先発して4勝1敗、防御率1.43と、こちらも好調を維持している。56回2/3を投げて、リーグ最多の86奪三振を記録している。米でも早速注目を集めているトラウト、大谷の1、2番コンビが、昨季のワールドシリーズ王者を、どう打ち崩すだろうか。
(Full-Count編集部)