大谷争奪戦の“裏側”、カブス右腕は好意的に回顧「彼はとても熱心だった」

ドジャースの選手は不快感も…ヘンドリクスは「個人的には楽しい時間だった」

 ドジャースのカーショーは以前、地元メディアの取材に対して、大谷との面談は「半端じゃなく時間の無駄だった」などと発言していた。記事では、そのことを振り返りつつ、ヘンドリックスのコメントを紹介している。

「いや、そんな風(時間の無駄)には思わなかったよ。もしかしたら僕だけがそうだったのかもしれないけどね。彼と顔を合わせるのはクールなことだったんだ。こういった類の話の場に立ち会うことは、自分自身にとっても為になる経験だったよ。個人的には楽しい時間だったかな。だから、全くもって時間の無駄とかではなかったよ」

 記事ではさらに、同じドジャースの主砲で、現在は負傷離脱中のターナーが大谷との面談について「窓に話しかけているみたいだった」と振り返っていたことも紹介。ただ、ヘンドリックスは、カブスが大谷と会ったのは全7球団のうちで最後の方だったことに言及しながら、ターナーの発言にもやんわり“反論”している。

「彼がたくさんの(チームと)面談をしているのはわかっていたから(面談の進み具合が)若干、単調なものになってしまっているとは聞いていたんだ。僕たちが彼と面談した時には、たぶん最後から2番目か、最後の球団だったと思う。本腰を入れて彼との面談に臨むことが、セオ(エプスタイン球団社長)の目標の一つだったということは分かってるんだ。オオタニはとても熱心に(面談に)臨んでいたよ」

「ほんの少し言葉を交わしただけで、彼がどれだけ知的な人物かわかったんだ。彼が通訳を介して話す言葉から、彼がとても賢い選手だということが伺えるんだよ。だけど、彼が実際にメジャーに適応して見せたことで、彼が自分に自信を持っていることがはっきりと分かったね。とにかく見ていて楽しいよ。本来持っているもの(才能)は現実離れしているわけだから。打席ではしっかりしたスイングもするし。本当に見ていて楽しい選手だよ」

 ヘンドリックスは大谷に対して好意的な言葉を並べている。二刀流での活躍が、メジャーで多くの選手を“魅了”していることは確かだ。

(Full-Count編集部)

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