前田健太の快投劇にLAメディアは称賛の嵐「完全に支配」「優秀」「凄まじい」
8回2安打無失点8Kで3勝目「終始素晴らしい投球を見せた」
ドジャースの前田健太投手は17日(日本時間18日)、敵地マーリンズ戦に先発し、8回2安打無失点8奪三振と快投。96球で8イニングを投げ、3勝目(3敗)を挙げた。ドジャースは7-0で快勝し、連敗は「6」でストップ。地元メディも称賛の嵐となっている。
前田は2回に初ヒットを浴びたものの、後続を断って無失点。3回も1死からヒットを浴びたが、後続を打ち取った。この回の2つのアウトも含めて17打者連続アウトと快投。96球でお役御免となり、8回限りでマウンドを降りた。
4月18日(同19日)のパドレス戦以来、約1か月ぶりの白星。苦しいチームをトンネルから脱出させる快投だった。地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」は「マエダは終始マーリンズを圧倒していたため、ロバーツ監督は彼を8回まで続投させたが、これはマエダのキャリア65登板で2度目の出来事であった。彼は被安打2、無四球で抑え、8奪三振を記録した」と、高く評価している。
「CBSスポーツ」も「マエダは木曜日の試合でマーリンズを相手に3勝目を挙げた。8奪三振と無四球を記録する中、たった2安打に抑えてみせた」と紹介。さらに、「マエダは今シーズンで自身最高の投球を披露し、立ち直りを見せた。この右腕は、勝利を収めた木曜日の試合で、終始素晴らしい投球を見せた。8回を投げ切るのに必要な球数はたった96球だった。そのうち71球でストライクを奪った。そして、8回を投げ抜いたのはキャリア65回の登板で、2度目のことだった」と、4回2/3を5失点と崩れた前回登板からの“復活”を特筆している。
また、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「ケンタ・マエダは投球フォームを微調整し、スランプに陥っているドジャースに勝利をもたらした」と伝えた。前田は試合後、「フォームが早かったので、ゆったり、しっかり右足で立ってから投げることを意識しました」と地元メディアに明かしていた。記事では、「彼はスライダーでマーリンズ打線をまごつかせ、直球のコマンドを自分のものにした」とも記している。
この他、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のアンディ・マッカロー記者はツイッターで「ケンタ・マエダは今日の登板で圧倒的である。彼は8回を無失点に抑え、8奪三振、被安打2とした」と称賛。試合後にも「ドジャースが7-0で勝利。これで17勝26敗だ。ターナーが5打点を挙げた。ケンタ・マエダは優秀だった。良い一日だった」とつぶやいている。さらに、地元テレビ局「スポーツネットLA」でレポーターを務めるアランナ・リッゾ記者も「ケンタ・マエダがここでマウンドを降りる。8回無失点で被安打はたった2。8奪三振。球数96球。凄まじい」と快投劇についてツイートした。
地元メディアを唸らせた3勝目。故障者の続出もあり、苦戦の続くドジャースだが、前田は先発ローテーションの中でこの後も存在感を見せたいところだ。
(Full-Count編集部)