ロッテ涌井、本拠地初勝利 名物“ウグイス嬢”の節目飾り「勝てて良かった」
7回を投げて8安打2失点、鷹・東浜との投げ合い制す
ロッテの涌井秀章投手が、ソフトバンクの東浜巨投手とのエース対決に勝利した。18日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦。右腕が7回2失点と好投して3-2で競り勝ち。今季初めてソフトバンク戦に勝利し、連敗を3で止めた。
今季8試合目の先発となった涌井は7回117球を投げて、8安打7奪三振で2失点。打線は2-2で迎えた5回無死1塁で、中村が三塁線を破る決勝の適時二塁打。右腕も6回2死一、二塁のピンチを招いたが、ここまでに2安打していた甲斐をこの日最速となる148キロのストレートで空振り三振に。初回、2回と1点ずつを失ったものの、尻上がりに調子を上げていった。
「自分のミスもあって、しっかり勝負できなかった」と2回に自らのけん制悪送球の後に、中村晃に浴びた同点打を悔やんだ涌井だったが、「後半からは締まった展開で、どちらが先に3者凡退をとるかだった。今日は真っすぐがよく、それを軸にした」とも。今季本拠地では0勝3敗と勝てていなかったが、ようやく本拠地のロッテファンを喜ばせた。
主催試合の場内アナウンスを担当して28年目の谷保恵美さんが、この日のソフトバンク戦で通算1700試合アナウンスを達成した。お立ち台では「いつもお世話になっている谷保さんの1700試合に勝ててよかった」と、記念の試合に花を添えられたことを喜んでいた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)