ハム清宮、代打は「今の自分を考えれば当然」　ここ7試合23打数1安打

左腕・辛島の前に2打席ノーヒット、7回に代打・杉谷が送られる

　日本ハムの清宮幸太郎内野手が18日、本拠地での楽天戦に「７番・左翼」で先発したものの、2点を追う7回1死二塁で回ってきた打席で代打・杉谷を送られて途中交代した。

　7回の場面、相手のマウンドにいたのは変則左腕の高梨だった。ネクストバッターズサークルで待機し、登場曲にしているスター・ウォーズのテーマ曲も8秒ほど流れた後だっただけに、代打・杉谷が告げられると球場がどよめいた。5月2日の楽天戦でデビューしてから14試合連続先発出場中、代打での交代は1軍では初めてだった。

　ただ、試合後の清宮は冷静だった。「高梨さんでしたし、もちろん左バッターを抑えるための打席というところで、代打を送られても不思議じゃなかったです。今の自分を考えてみたら当然のことかなと思いました。可能性があるとしたら、普通に考えたら右バッターですし、当然かなと思います」と振り返った。

　この日の清宮は、楽天の先発・辛島に対して、2回の第1打席で空振り三振、5回の第2打席で中飛に倒れていた。デビューから7試合連続安打を放った後は、7試合で23打数1安打9三振と苦しんでいる。

　ただ、この日の第2打席での中飛には手応えもあった様子。辛島のカーブを捉え、鋭い打球だっただけに「悪くはないかなと思っています」。5月3日に対戦した時には、3ボール1ストライクからのスライダーを右前に運んでいた。その時と同じカウントになり「何か変えてくるだろうなと思ったんですけど、捉えきれなかったのがもったいなかったかなと思います。打ち損じだったんですけど、それが少なくなればいいかなと思います」と振り返っていた。

（石川加奈子 / Kanako Ishikawa）