大谷、二刀流ながら投打で新人王争い上位 ポイントは「合わせ技」の評価か

大谷の奪三振数43は断トツ、米記者は「合わせ技」にどのような評価をするか

◯投手、勝利数ランキング

1ベラスケス(レッドソックス)10登板2先発5勝0敗25回2/3 18三振 防御率2.10

2大谷翔平(エンゼルス)6登板6先発3勝1敗32回2/3 43三振 防御率3.58

2ヤーボロー(レイズ)10登板3先発3勝2敗34回1/3 31三振 防御率3.93

4フルマー(ホワイトソックス)8登板7先発2勝3敗30回1/3 27三振 防御率6.23

5アラウホ(オリオールズ)15登板0先発1勝3敗22回 25三振 防御率6.55

5ジョンソン(レッドソックス)13登板1先発1勝2敗21回 20三振 防御率6.00

5スコグルンド(ロイヤルズ)7登板7先発1勝3敗40回1/3 32三振 防御率5.58

6チリノス(レイズ)6登板5先発0勝1敗26回2/3 24三振 防御率3.71

6ヘルマン(ヤンキース)7登板2先発0勝1敗25回1/3 28三振 防御率4.26

6スミス(ロイヤルズ)12登板0先発0勝0敗19回 21三振 防御率4.26

 レッドソックスのベラスケスは2回先発したが、4月20日以降は救援投手として好投を続け、運にも恵まれ、すでに5勝を挙げている。

 3勝の大谷は、レイズのヤーボローとともに2位タイ。しかし、奪三振数43は、断トツだ。このペースで大谷が登板すれば、25登板で12勝前後を挙げる可能性がある。こうなれば、投手単独でも新人王の有力候補になる。

 二刀流をこなしているにも関わらず、投打両方で上位につける大谷。もちろん、投打で今後、強力なライバルが現れることも十分考えられる。その際に「投打合わせ技」の大谷と、投打いずれかの他の選手とをどう比較、評価するか、これまでのほとんど例がないだけに、難しいことになるかもしれない。

 新人王は、記者投票によって選ばれる。米のジャーナリストがどんな判断をするかも注目だ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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