元Gマイコラスに地元紙が最高「A+」評価 球宴出場も「力強くアピール」
日本で過ごした3年で成長、「先発ローテ2番手」と評価
今季からカージナルスでプレーする元巨人のマイルズ・マイコラス投手。ここまで8試合に投げて無傷の5勝、防御率2.63という目覚ましい働きを見せている。地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」電子版では「カージナルスの四半期通信簿」という特集を展開。その中で、日本から逆輸入された右腕は「A+」の最高評価を受けた。
2012年にメジャーデビューしたマイコラスは、日本にわたる前年の2014年はレンジャーズで10試合に先発し、2勝5敗、防御率6.44と低迷。メジャーに定着することもままならない状態だった。だが、2015年から3年を過ごした巨人で成長。日本では通算62試合に投げて31勝13敗、防御率2.18の好成績を残した。そして4年ぶりの米復帰となった今季も、日本で学んだ投球術を生かしながら、並み居るメジャーの強打者を翻弄している。
特集では、カージナルス所属選手のここまでの働きぶりを査定。マイコラスは、メジャー屈指の名捕手ヤディアー・モリーナ、エース右腕カルロス・マルティネス、ベテラン救援バド・ノリス、剛腕救援ジョーダン・ヒックスに並ぶ最高評価の「A+」を受けた。
寸評では、日本で過ごした3年間での成長を指摘しながら「今季のカージナルスにとって、マイコラス以上に嬉しいサプライズとなった存在はいないだろう」と絶賛。さらには「ローテーション2番手として、自身初のオールスター出場に向けても力強くアピールしている」と、このまま好投を続ければオールスター出場も夢ではないとした。
今季マーリンズから移籍してきたマルセル・オズナ外野手が「C」、FA移籍してきたグレッグ・ホランド投手が「C-」など、軒並み厳しい評価を受ける中での堂々たる「A+」。混戦模様のナ・リーグ中地区でカージナルスが優勝するためにも、マイコラスの存在は大きなカギを握りそうだ。
(Full-Count編集部)