大谷は「10ツールプレーヤー」 元盟友が最高級の賛辞で伝える大谷の流儀
「球場で見る才能は明らかに現実離れしたものだ」
日本ハム移籍前は大谷について何の予備知識もなかったバースは、選手たちが大谷の話をしても「へぇ、そうなの」と軽く受け止める程度だったという。だが、そのプレーを目の当たりにし、度肝を抜かれたそうだ。
「500フィート(約152メートル)近く打球を飛ばして、一塁まで4秒以内で走り抜け、時速100マイル(約161キロ)の豪球を投げる姿を目の当たりにした時にはもう…こいつは本物だ、とわかったんだ」
バースによれば、大谷が一流なのは投打走にわたる才能だけではない。2016年当時は21歳という若さだったが、その大谷が見せたあまりに高いプロ意識も忘れることができないという。
「彼は24時間野球に没頭するタイプの選手なんだ。いつでも球場にいて、球場外で見ることはないくらい。家と球場を往復するだけで、最高の野球選手になることだけに集中しているんだ。球場外でトラブルの元になりそうなことからは距離を置いている。そして、球場で見る才能は明らかに現実離れしたものだ」
二刀流を極め、世界最高の野球選手になるために全てを捧げる姿勢は、舞台をメジャーに移しても変わることはない。大谷翔平の流儀は、1年間北海道で共に戦ったバースの心にも深く刻まれているようだ。
(Full-Count編集部)