ロッテ、荻野が1番の役割果たす3安打の活躍 「チームに迷惑をかけてきた」

ロッテ・荻野貴司【写真:荒川祐史】
ロッテ・荻野貴司【写真:荒川祐史】

初回1死三塁から中村の浅い右犠飛で先制のホーム踏む

 ロッテの切り込み隊長・荻野貴司外野手が打って、走っての大活躍だ。20日、チームはZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦に8-4で勝利し3連勝を飾った。本拠地では2012年以来の6年振りのソフトバンク戦3連勝だったが、打線に勢いを与えたのは荻野だった。

 初回2試合連続完封勝利と絶好調のソフトバンク・武田から初球の外角146キロを弾き返し中前打をマーク。その後、1死三塁とし、中村の浅い右犠飛で先制のホームを踏んだ。さすがの状況判断に「(上林の)捕球体勢を見て、いけると思った」とコメント。

 3回無死一、二塁で迎えた第2打席では送りバントを快足を生かして内野安打にし満塁のチャンスを演出。その後、藤岡裕が押し出し四球、続く中村が2点タイムリーを放つなど追加点の足掛かりを作った。5回の第3打席でも右前打を放ち猛打賞を記録した。

 5月に入り打撃は下降気味だったが復調し打率も.276まで戻してきた。チームを3連勝に導いたトップバッターは「5月に入って、チームに迷惑をかけてきた。1打席、1打席、塁に出ることだけを考えている」と気を引き締めていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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