「大王」王柏融を差し置き“首位打者”に Lamigoの新鋭に独占インタビュー
3・4月の月間MVPを獲得した昨年のドラフト1位・廖健富
昨年2017年の台湾プロ野球(以下CPBL)ドラフトの全体1位で指名され、実質ルーキーイヤーとなる今年は開幕当初から余りある才能をフルに生かして打棒炸裂。CPBL3・4月の月間MVPを獲得するだけでなく、「大王」こと王柏融選手を差し置いて早くも首位打者(5月18日現在)に立っているのが、Lamigo・廖健富選手だ。
パ・リーグが現地でプロモーションを行った「YOKOSO桃猿」の2日目には、2安打3打点を記録してこの日の試合MVPにも選出されるなど、「YOKOSO桃猿」が行われた3日間で合計13打数6安打5打点の大暴れ。その廖健富に、パ・リーグTVが急きょインタビューを実施した。台湾球界の次世代を担う廖健富を、日本の野球ファンもぜひ今から注目してほしい。
※取材協力:Lamigoモンキーズ、駒田英氏
――カード2日目(5/12)の試合MVP、おめでとうございます。
(廖健富)ありがとうございます(日本語)。
――「YOKOSO桃猿」を開催していますが、いつもの球場の雰囲気と違いなどを感じますか?
(廖健富)日本のトレンドを呼び込んだという感じで、とても特別でした。
――マスコット、チア、ジェット風船など、日本に関するイベントの中で一番印象的なのは何でしょうか?
(廖健富)ジェット風船を飛ばした時ですね。台湾では(優勝が決まった際に)紙テープを投げますが、ジェット風船はありません。初めて見ました。
――日本のプロ野球のテレビ中継を見たことはありますか?
(廖健富)あります。
――日本で活躍する選手の中で「対戦したい投手」に千葉ロッテ・チェン投手の名前をあげていました。なぜチェン投手なのでしょうか?
(廖健富)チェン投手は台湾出身の選手ですし、日本でいい成績を残しているので、将来的に対戦したいと思いました。
――日本のプロ野球ファンが、台湾のプロ野球を楽しむポイントはどこにあるでしょうか?
(廖健富)野球は台湾において「国球」とされ、たくさんのファンが観戦に駆け付けます。日本のファンの皆さんもこれを機に、ぜひ桃園国際球場に試合を見に来てほしいと思います。
――日本の野球ファンへメッセージをお願いします。
(廖健富)日本の野球ファンの皆さん、こんにちは。Lamigoモンキーズの廖健富です。今回はわざわざ台湾へ来て、日本の文化を我々と共有していただき、ありがとうございました。今後も引き続き台湾に来てください。そして、我々と一緒に、試合を楽しみましょう。