大谷のNY初上陸を地元テレビ局が異例の演出 特別映像で「主演オオタニ」
「ショータイムがブロードウェイに登場だ!」
エンゼルス大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地ヤンキース戦に「5番・DH」でスタメン出場。本拠地カリフォルニアで試合を中継するテレビ局では、ニューヨーク遠征に合わせてブロードウェイ風の二刀流スーパースター特別映像を放映。「主演 ショウヘイ・オオタニ」と異例の待遇でヤンキースタジアム初上陸に大注目している。
敵地ヤンキースタジアムに乗り込んだエンゼルス。その主役は、メジャー通算3000本安打&600本塁打のアルバート・プホルズ内野手でも、MVP2度のマイク・トラウト外野手でもなかった。
試合中継を担当する「FOXスポーツ・ウェスト」は、いつもと違うスタイルでヤンキース戦の中継をスタート。シアター風の赤いカーテンが開くと、そこから登場したのは“見返り二刀流”大谷だった。ブロードウェイ風の華やかな音楽が鳴り響く中、景気のいいアナウンスが響いた。
「評論家からメジャーでスポットライトを浴びる準備ができているのか疑われたスプリングトレーニングを経て、オオタニはショータイムの開幕から神話上の人物のようにオールマイティーな能力で観衆を驚嘆させています」
さらには、大谷のハイライト映像とともに、元祖二刀流ベーブ・ルースの動画も紹介。「球界最高の選手の記憶を呼び起こす、その衝撃的なパフォーマンスに、スタンディングオベーションが沸き上がる。世界最大のステージでのオオタニの活躍を、世界中のファンが見守っている。ショータイムがブロードウェイに登場だ!」と盛り上げた。
約1分間の特別動画の最後には、ブロードウェイの劇場を彩るド派手なミュージカル風の看板に「エンゼルス対ヤンキース 主演 ショウヘイ・オオタニ」の文字を躍らせた。デビューから2か月足らずで“主演”の座を射止めた大谷。注目のヤンキースタジアム初上陸では守護神チャップマンとの初対決も実現し、スポットライトを一身に浴び続けた。