「北海道発 チア名鑑」ファイターズガールは10年前からの夢 看護師から転身した“元アスリート“

高校時代は陸上部に所属、グラウンドに飛び出すスピードは誰よりも速い!?

 コミュニケーション能力と人柄が高く評価された。審査に関わった球団事業統轄本部ゲストリレーション部試合運営グループの尾暮紗織さんは「柔らかくて親しみやすい雰囲気が気に入りました。お子様からご年配の方まで幅広くコミュニケーションを取るのが上手です」と濱野さんの魅力を語る。今季若返ったファイターズガールの中で年齢は上から2番目。社会経験豊富なお姉さんとして、チームの潤滑油的な存在にもなっている。

 合格を機に、3年間務めた病院を今年3月末で退職し、新しい世界に飛び込んだ。ダンスのレッスンに明け暮れながらも笑顔が絶えない。「踊るのが本当に好きで、楽しいです。遅れて青春を楽しんでいる感じです」と笑う。

 高校時代は陸上部に所属し、走り幅跳びで全道7位、400メートルリレーで8位入賞したアスリート。快足の持ち主だけに、グラウンドに飛び出すスピードは誰よりも速く、遠目に見ても、ひと目でわかる。その抜群の運動神経と情熱で、ダンスの腕もメキメキ上げている。

 ファイターズガールとしての喜びを実感するのは、応援ステージでファンと一体となって盛り上がっている時だという。「得点した時に、喜びを分かち合える瞬間がうれしいですし、楽しいです。今よりもっと踊れるようになって、お客様に喜んでもらえるように頑張りたいです」と話す言葉に力がこもる。夢は、優勝パレードに参加すること。ファンと一体となった全力応援で2年ぶりの優勝を後押しする。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY