秋信守が米通算176本塁打 松井秀喜氏抜きアジア出身打者の最多記録更新
延長10回に左中間へサヨナラアーチ
レンジャースの秋信守外野手が26日(日本時間27日)、本拠地ロイヤルズ戦で今季8号ソロ弾を放ち、メジャー通算176本塁打とした。これで松井秀喜氏の175本塁打を抜き、アジア出身メジャー野手の最多本塁打記録を更新した。
記念すべき一発は、特別な形で生まれた。3?3の同点で迎えた延長10回。先頭で打席に立った秋は、ロイヤルズの救援マッカーシーがカウント3-1から投じた5球目ツーシームをフルスイングすると、打球は大きな弧を描きながら左中間席に飛び込むサヨナラ弾となった。
韓国出身の秋は、高校卒業後に韓国プロ野球を経ずしてマリナーズと契約。4年のマイナー生活を経て、2005年4月21日アスレチックス戦でデビューした。2006年のシーズン途中にインディアンスへトレード移籍。初本塁打はその直後の同年7月28日のマリナーズ戦だった。インディアンスの主要外野手として活躍したのち、レッズを経て、2014年からレンジャースでプレーしている。
メジャー14年目を迎えた35歳は、今季52試合に出場し、打率.259、8本塁打23打点の成績を収めている。