田中将大6勝目、前日5安打→無安打のトラウト脱帽「良い投球をしていたよ」
6回3安打1失点で大谷も無安打に、トラウト「全球種を良いコースに投げ分けていた」
ヤンキースの田中将大投手が27日(日本時間28日)、本拠地エンゼルス戦で6回3安打1失点8奪三振3四球と好投。チームを3-1の勝利に導いた。メジャー初対戦となった大谷翔平投手も無安打に抑え、今季6勝目(2敗)。前日に5安打を放ちながら、この日は4打数無安打2三振(田中には3打数無安打2三振)に終わったマイク・トラウト外野手も「良い投球をしていた」と脱帽していた。
田中は2回以外は走者を出しながらも、失点は6回のシモンズのソロ本塁打のみ。注目された大谷との対戦でも貫禄を見せつけ、2打数無安打1四球に抑えた。6回104球(ストライク64球)でしっかりとゲームメーク。カード勝ち越しに導いた。
前日5安打の主砲トラウトに対しては、初回無死一塁の場面では10球粘られたものの、最後は94マイル(約151キロ)の直球で空振り三振。3回は直球で中飛に打ち取ると、6回はスプリットで3球三振に仕留めた。トラウトは試合後に「いつも(激しい)バトルになるんだ。彼は良い投球をしていたよ」と田中との対戦について振り返り、「彼の持ち球全てを目にしたよ。フォーシーム、ツーシーム、スプリット、スライダー、カーブ。(これら)全て良いコースに投げ分けていたね」と称えた。
さらに、マイク・ソーシア監督も「(田中との対戦は)常にタフだ。彼はスピードを変え、バランスを崩すことができていたと思う」と脱帽。一方、大谷にとって田中との対決がどれほどの意味を持つのかを聞かれると、「ショウヘイに聞いてほしい。彼はあらゆる投手に対して準備を行う」と話すにとどめた。
田中は自身4連勝で防御率は4.62に。7勝のセベリーノとともに、先発ローテーションを牽引している。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)