“怪物”ジャッジが圧巻の“高速単打” 打球速度は今季メジャー最速193キロ
5回の先頭でエンゼルス・リチャーズの直球を捉える中前打
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が今季メジャー最速となる打球速度を計測した。27日(日本時間28日)のエンゼル戦で打球速度「約193キロ」の“高速単打”をマーク。ヤンキース球団公式サイトは動画と共に「ジャッジが今シーズン最速の打球をかっ飛ばした」と見出しを付け伝えている。
両チーム無得点で迎えた5回。先頭で打席に入ったジャッジはエンゼルス先発のギャレット・リチャーズの初球の95.1マイル(約151キロ)の直球を捉えた。打球は二塁手・キンズラーの頭上を越えていく弾丸ライナーで中前に弾んだ。
ヤンキース球団公式サイトはこの一打の動画を紹介し「2018年の自身の自己記録(118.2マイル)を更新する119.9マイル(約193キロ)をスタットキャストは計測した」と説明している。MLB公式サイトの打球速度ランキングでもロッキーズのカルロス・ゴンザレス外野手が記録していた118.3マイル(約190キロ)を抜きトップにランクインされている。
同サイトは試合後にジャッジが「リチャーズは良い直球を投げる投手だからね。90マイル後半の球を投げるんだ。彼のような投手と対戦する際は、コンパクトなスイングを心掛けてしっかりバットに当てなきゃいけないんだ」とコメントしたことを紹介している。
この日の試合はヤンキース田中、エンゼルス大谷の日本人対決に注目が集まったが“怪物”ジャッジは規格外のパワーを発揮していた。