ロッテ谷保さん、場内アナウンス1500試合連続担当「本当に嬉しく思います」

ロッテの主催試合の場内アナウンスを務める谷保恵美さん【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテの主催試合の場内アナウンスを務める谷保恵美さん【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

1996年10月から連続担当「これからもコンディションに細心の注意を払って」

 ロッテの主催試合の場内アナウンスを務める谷保恵美さんが、1日の広島戦(ZOZOマリン)で1500試合連続担当に到達した。入社2年目の1991年8月9日の日本ハム戦で1軍デビュー。連続試合担当は1996年10月の近鉄25回戦から続いている。

「インフルエンザだけには絶対かかるわけにはいかない」と体調維持に細心の注意を払い、ノドを守るため、タオルを首に巻いて寝るそうで、プロの歌手並みの努力を重ねてきた。5月18日のソフトバン戦(ZOZOマリン)では1軍公式戦担当が1700試合になっていた。1700試合の時の先発が涌井で、ウイニングボールをプレゼントして、谷保さんを感激させたが、この日も先発。「自分が1500試合出場の時に、谷保さんにアナウンスしてもらいたい」(田村)とナインも祝福した。

 谷保さんは球団を通じて「いろいろな事がこれまでありましたが、このように皆様から注目をしていただき、祝福いただき本当に嬉しく思います。記録の事よりも与えられた仕事をしっかりとこなしファンの皆様に野球観戦を楽しんでもらえたらと思っています。これからもコンディションに細心の注意を払ってファンの皆様が快適に野球観戦をしてもらえるように頑張ります」とコメントした。

 ロッテはこの試合、5連勝中の広島大瀬良の前に3回まで2安打。一方、涌井は松山の一発など0-3とリードされたが、4回に田中の遊ゴロ失策から、清田、鈴木、田村、加藤と怒涛の4連続適時打で逆転。涌井は5回に丸の同点6号で追いつかれ、7回には3番手の大谷が鈴木に勝ち越し打を浴びたが、区切りの試合にナインも気迫を見せている。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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